今回は香港からシンガポールへのフライトで利用したキャセイパシフィック航空(CX)の最新鋭エアバスA350の搭乗記です。見ための真新しさや美しさだけではなく、機能性も高く、快適な空の旅を楽しむことができました。機内食も美味しかったです。
機材:エアバスA350-900
2019年からJALも導入する予定のエアバス社の中型機A350-900。
キャセイパシフィック航空は、比較的早いタイミングでこのA350-900の投入を決定し、2016年6月から運航を始めました。同社の中では最新の機材です。
ビジネス・プレエコ・エコノミーの3クラス設定、ビジネス38、プレエコ28、エコノミー214、合計280名の乗客を収容できます。ちなみに、JALとANAの国際線おいては280名もの乗客を収容できる機材はありません。
ビジネスクラスの配列とシート
ビジネスクラスはギャレーを挟んで2つのブロックに分かれていて、今回指定した座席の20Kは後方のブロックにあります。
搭乗口は20Kよりも前方にあります。このため、プレエコとエコノミーの乗客は私の座席の横を通ります。これではせっかく優先搭乗してもなかなか落ち着けません。
A350-900のビジネスクラスでフライトする際は前方のブロックの11~19の座席指定をおすすめします。
シートタイプは、通路を背にして斜めに配置されたリバースヘリンボーン。
通路側にはパーテションがあるためプライベート感があります。広さも十分あり快適です。もちろんフルフラットシートです。
また、配列は1-2-1、すべての座席が通路に面しています。
収納、照明、シートコントローラーといった付属設備は、見ための真新しさや美しさだけでなく機能性も高く、不自由に感じる点はありません。
機内Wifiは有料で接続できます。キャセイでインターネットが使える機材はA350しかありません。
エンジンがよく見える席でした。旧イギリス植民地らしくロールスロイスなんですね。
ビジネスクラスの機内食
機内食は美味しかったです。最近日本発の機内食はハズレばかり引いていたので期待していませんでしたが、今回は香港発だからなのか?たいへん満足のいく内容でした。
今回は朝食です。
メニュー表の「REFRESH WITH」から食べたい料理を好きなだけ、そして「FOLLOWED BY」から一品チョイスします。
最初に「REFRESH WITH」で選択したフルーツとパン。
フルーツはしっかり冷えていて新鮮。特にパイナップルが甘くて美味しい。
続いて「FOLLOWED BY」で選択した点心セット。これが大正解のチョイスでした。
特にこちらの鶏肉入り中華ちまき(chicken glutinous rice)。
お代わりを頼もうか考えたほどの絶品。
鶏肉たちがもち米にしっかり染み込んで濃厚な味わいです。
これまで頂いたキャセイパシフィック航空の機内食では最高の傑作です。これからキャセイのフライトでは点心を注文することに決めました。
あとがき
最新鋭A350-900のフライトが目的でしたが、思っていた以上に機内食が美味しくてあらゆる点で大満足の内容でした。
2018年には、およそ350名を収容できるA350-1000を投入する予定なのでこちらも楽しみにしています。