今回はロンドン・ヒースロー空港にあるブリティッシュエアウェイズ(BA)のファーストクラス利用客専用エリア「コンコルド・ルーム」の訪問記です。
シンガポールで利用したコンコルド・バーがとても良かったので楽しみにしていましたが、少々期待ハズレの内容でした。とはいえ、ワンワールドエメラルド会員にも開放されていないBA最高峰のラウンジを利用できたのはよい経験でした。
他社と比べてスタッフのサービスレベルは低いです...特にホールスタッフは終始不機嫌。オーダーを取る気がなく目も合わせない、無言...もしかして気に障ることを言ってしまったのかな...?と心配しましたが、他の利用客に対しても同じ対応。控えめに言って最低でした。
「コンコルド・ルーム」は、ロンドン・ヒースロー空港とニューヨーク・JFK空港の2拠点に展開している、BAのファーストクラス利用者をはじめ、ごく限られた人しか利用できないプライベートラウンジ。
次のいずれかに該当する方のみが利用できます。
1. BAのファーストクラス利用者←コチラに該当
2. コンコルドルームカードの保有者と同伴者1名
3. 航空会社がアクセスを許可したVIP等
コンコルドルームカードを取得するにはBAの上級会員資格取得用ポイントの「ティアポイント」を年間5,000ポイントの獲得が必要です。最上位のゴールド会員(=エメラルド会員に相当)の到達基準が1,500ポイントなので、ハードルは高いです。とはいえ、混雑していたのでホルダーの方はそれなりにいらっしゃるのかもかもしれません。
今回はアブダビ行きのBA073便のファーストクラスをおさえていたので「コンコルド・ルーム」を利用できました。
※ シンガポール・チャンギ国際空港には同様のコンセプトを継承した「コンコルド・バー」があります。
関連記事:【BAファーストクラス専用エリア】コンコルド・バー@シンガポール・チャンギ国際空港 訪問記 2017年
「コンコルド・ルーム」は、ワンワールドエメラルド会員にも開放されているファーストクラスラウンジの隣にあります。受付でチェックインの際に渡されたインビテーションとパスポート、搭乗券を提示して入室しました。
ファーストクラスラウンジに相応しく豪華な内装。ソファー、ダイニングテーブル、カウンターなど様々なタイプのシートがあります。(撮影の許可は頂きましたが、混みあっていたのでこれ以上の撮影は自粛)
テラスのようなスペースもあります。
大きな窓からは飛行機の様子を眺めることができます。日本では見られない航空会社や機材がたくさんありました。
食事はどこでも頂くことができますが、コンコルドダイニングというエリアはダイニングテーブルが並んでいるため、食事に適したスペースです。
今回利用した時間帯は朝食でした。
すべてアラカルトメニューです(ビュッフェはありません)。メニューを見て食べたい料理を食べたいだけ注文できます。もちろん無料です。
まずはフルーツサラダを頂きました。フルーツポンチ風の甘い味付けでした。
続いて、コンコルド・エッグベネディクト。脇役のトマトやハムも、すべてが美味しかったです。
カウンタースペースには8種類のワインと2種類のシャンパンが並べられていました。
ファーストクラスラウンジと「コンコルド・ルーム」を繋ぐ通路にある「ELEMISスパ」では、スパトリートメントやマッサージのサービスを15分間無料で受けられます。今回は時間がなくて断念。次回は利用したいです。
あとがき
「コンコルド・ルームを設ける意味はあるのか?」と思いましたが、ファーストクラスラウンジはビュッフェが中心。しっかりと差別化されていましたが、他社のファーストクラスラウンジと比較して特別優れているような点は見当たりません。
また、ホスピタリティの欠片もないホールスタッフとの接触は避けたいので、誰との会話も必要としないビュッフェ形式のファーストクラスラウンジの方が私には向いていたのかもしれません。