先日、ソウルへの弾丸旅行の際に、韓国のフラッグキャリア「大韓航空」のビジネスクラスを利用しました。
名古屋からソウルまでの飛行時間はわずか2時間弱。そのため、機内食などのサービスは簡素なものでしたが、機材は長距離路線に投入されることが多いボーイングB777-300ERで、中部国際空港(セントレア)発着で唯一ファーストクラスが用意されている定期運航便です。ビジネスクラスもフルフラットシートで短距離路線では中々体験できない快適なフライトでした。
目次
機材:B777-300ERのシートマップ
KE752とKE751の機材はともにB777-300ERという収容人数が多く飛行可能距離が長いため、一般的に長距離路線で運航されることの多い機材。大韓航空のB777-300ERには2種類のコンフィギュレーションがありますが、今回は277名の乗客を収容できるタイプでした。
セントレアに就航している国際線定期運航便(季節運航便除く)の中では最も大な機体で、ファーストクラスシートも搭載されています。このような大型機が飛行時間が短く、かつ地方都市の名古屋に投入されているのは珍しいです。
大韓航空のB777-300ERの詳しい情報は以下の公式サイトをお読みください。
今回のビジネスクラス(プレステージクラス)往復の料金は、総額57,960円(運賃50,000円・税金等6,160円・燃油特別付加運賃1,800円)。
シーズンや予約のタイミングにもよりますが、ファーストクラスは20万円前後、エコノミークラスは3~5万円です。この路線では大韓航空が最も高額ですね。
ビジネスクラス(プレステージクラス)のシート
全42席のビジネスクラス(プレステージクラス)は、2-2-2x7列のスタッガードシート配列で、すべての座席(フルフラットシート)が通路に面した仕様。JALやANAの同機と比べると内装に古さを感じましたが特別支障はなく、飛行時間わずか2時間弱の短距離路線である程度プライバシーの保たれたフルフラットの空間で過ごせるのは嬉しいです。
名古屋-仁川路線は、大韓航空の他にアシアナ航空、ティーウェイ航空、チェジュ航空も運行していますが、フルフラットシートを採用しているのは大韓航空のみ。快適性を重視するなら断然おすすめ。
機内食
名古屋→ソウル・仁川:KE752便
韓国のエアラインに乗るとビビンバやプルコギといった韓国旅理を食べたくなりますが、残念ながら名古屋発は韓食なし。メイン料理を2種類から選べるプリフィックス形式でワンプレート+デザートの順に提供されます。
メイン料理は「柔らかい牛肉をゴマソースで仕上げました」を選択。ところが、牛肉は(柔らかいどころか)カチカチでイマイチ(米の炊き具合は良い)。フルーツは我が家の近所の高級食材スーパー並みに鮮度が良く、今まで利用したビジネスクラスの中では自分史上最高の美味しさでした!(同じスーパーから仕入れてたりして)。
ソウル・仁川→名古屋:KE751便
復路は大韓航空の本拠地である仁川発にも関わらず、ビビンバやプルコギといった定番の韓食の用意はなし。
「シーフードを韓国風にスパイシーに仕上げました」という料理名のもやしや唐辛子を混ぜた野菜炒め(魚介類はわずかしかない)がメインで、残念な味。サラダも野菜のビジュアルがイマイチだったので鮮度を疑いパス。学校給食でよく食べたグリーンピースご飯は懐かしかったです(笑)。フルーツは往路と同様に美味しかったです。
この内容なら、今後は仁川空港内で美味しい韓国料理を食べて機内食はパスします。
あとがき&ファーストクラスキャビンの様子
名古屋-ソウル・仁川路線は、フルキャリアは大韓航空の他にライバルのアシアナ航空も運航しています。両者を比較すると、シートは大韓航空、料金の安さと機内食の美味しさはアシアナ航空に軍配が上がります。
先ほど述べた通り、この区間でフルフラットシートを採用しているのは大韓航空(ビジネス&ファーストクラス)のみ。短い飛行時間ですがより快適なフライトを求める人におすすめします。
最後に8席しかない最上位シート、ファーストクラスの写真をどうぞ。料金はシーズンによりますが往復でおよそ20万円。
最後までお読み頂きありがとうございました。