先日所用で訪れた韓国ソウルで滞在先に選んだのは「パークハイアットソウル」。料金は1泊1 King Bed Roomの予約で341,500ウォン+VAT10%。
近未来な外観とスタイリッシュなインテリアは高層ビルが立ち並ぶ江南エリアにピッタリ。お洒落な内装、新しい設備、美味しい朝食と親切なスタッフ。プールの狭さと利用客のマナーの悪さを除けば最高のホテル。ハイアットホテルズ&リゾーツで最上位のラグジュアリーブランド「パークハイアット」の名に恥じぬ、豪華さと快適さを備えていました。
パークハイアットソウルは、ホテル格付けの世界的権威「フォーブス・トラベルガイド」の格付けで4つ星を獲得しています。ソウルでは、星を獲得しているホテルは少なく、5つ星は「ソウル新羅ホテル」のみ。4つ星は「パークハイアットソウル」と「フォーシーズンズホテル」の2軒。つまり、フォーブス・トラベルガイドに従うと、ソウルで3本の指に入るラグジュアリーホテルです。
このページでは、自分自身の振り返りを兼ねてパークハイアットソウル1泊2日の宿泊記を紹介します。
記載情報は宿泊・確認した時点の内容を反映しています。最新の情報は公式サイトを必ずご確認ください。
仁川空港からのアクセス・チェックインの章を読む(ページ下部へ移動)
客室:パークスイートキング(710号室)の章を読む(ページ下部へ移動)
ランチ@The Lounge(24階)の章を読む(ページ下部へ移動)
イブニングカクテル@The Timber House(地下1階)の章を読む(ページ下部へ移動)
朝食@Cornerstone(2階)の章を読む(ページ下部へ移動)
プール&フィットネスジム(24階)の章を読む(ページ下部へ移動)
目次
仁川空港からのアクセス・チェックイン(リムジンバスがおすすめ)
いつもは入国後の空港からホテルまでの移動は、ホテル送迎車、Uber、タクシーのいずれかを選択。公共交通機関を使用することはほとんどありませんでした。
しかし、今回はキャリーケースがなくて身軽だったこと、「リムジン高いな」と感じた節約意識、好奇心、ホテル直通のリムジンバスがないこと、「電車で楽々行けるだろう」という根拠のない自信、など、様々な理由から電車に乗って行くことに。
グーグルマップ等を頼りに選んだルートは次の通り。2回も乗り換えました。
- AREX直通列車:仁川→ソウル
- 地下鉄4号線:ソウル→舎堂(サダン/Sadang)
- 地下鉄2号線:舎堂→三成(サムソン/Samseong)
結果、結構時間がかかった(およそ1時間30分)し、迷いました。また、階段の上り下りが多く、もしもキャリーケースを持っていたら体力的にもかなりキツかったと思います。
後から知った情報によると、パークハイアットソウルの近く(徒歩10分ほぼ地下移動)にはCOEXという大きなショッピングモールがあり、仁川空港からCOEX間はリムジンバスが運行しています(大人15,000ウォン/約1時間)。
仁川空港からCOEX行きのリムジンバスに乗車→徒歩(荷物が多い場合はタクシーやUber)でパークハイアットソウルへ向かう。この方法が公共交通機関の中で最も楽な移動方法だと思います。
- リムジンバス:仁川→COEX
- 徒歩など:COEX→パークハイアットソウル
もちろん、タクシーやホテルのリムジン送迎の方が楽なのは言うまでもありませんが、価格と楽さ、移動時間を考慮してマイベストな方法を見極めてください。
今回は恥ずかしながらかなり遠回りをしました(笑)。
次回はリムジンバスでリベンジします!
三成駅1番出口の正面(徒歩5秒)にパークハイアットソウル。
1階エントランスで私の名前を告げると最上階(24階)にあるチェックインカウンターへ案内されます。
パークハイアットソウルは、ロビーは最上階にあります(マンダリンオリエンタル東京方式と呼んでいる)。カウンターでチェックイン手続きを行い、部屋までの移動は客室用エレベーターを使います。4階の客室に泊まっていても地上に移動する際は、24階で乗り換えます(つまり4階→24階→地上)。今回は7階に泊まっていたこともり、乗り換えが面倒でした。
ワールドオブハイアットグローバリスト特典
ハイアットホテルの会員プログラム「ワールドオブハイアット」の最上位資格のグローバリスト会員に向けた特典は次の通り。
ホテルオリジナルの特典は、18時~20時の間、館内の3つのレストラン「The Lounge(24階)」、「Cornerstone(2階)」、「The Timber House(地下1階)」にてイブニングカクテル(フリーフロー+スナック提供)を無料で提供。
クラブラウンジのないパークハイアット東京でも41階のピークバー&ラウンジで同様のサービスを提供してますが、パークハイアットソウルは用途や気分に応じて3つのレストランから選べて楽しいです。
また、ウェスタン料理から韓国料理までバラエティ豊かな Cornerstone(2階)での朝食ビュッフェも無料。韓国料理は美味しすぎて気絶するところでした!
- ミネラルウォーター1日1本提供(実際はもっとたくさんもらえる)
- アーリーチェックイン(空室状況による)
- スタンダードスイートまでの客室へのアップグレード(空室状況による)
- 最長16時のレイトチェックアウト(空室状況による)
- 朝食無料@Cornerstone(2階)
- 3つのレストラン・バーでのカクテルサービス*
- 無料宿泊特典を利用した際は駐車料金無料
*ホテルオリジナル特典
客室:パークスイートキング(710号室)
今回アサインされたパークスイートキングは、スタンダードスイートに指定されている客室です。そのため、ワールドオブハイアットグローバリスト会員特典である客室アップグレードの範疇で、幸いにも当日チェックイン時に空室があったのでアップグレード頂けました。
「高層階のデラックスルームと低層階のパークスイートに空きがあります。どちらのお部屋をお望みですか?」と、希望を聞いてくださいました。今回はスイートルームをリクエスト。
日本のデザイン事務所「スーパーポテト」が手掛けたこともあり、質感はハイアットリージェンシー京都やハイアットリージェンシー箱根と似ていて、アジアのパークブランドでは珍しくウッディ。
「リビングにコンセントが少ない」、「シャワーの水勢がやや弱い」、「浴槽にお湯が貯まるのに時間がかかる」など、些細なところで気になる点はありましたが、雰囲気もユーザビリティも良く、昼夜ともに快適に過ごせました。
館内施設利用記
ランチ@The Lounge(24階)
最上階(24階)のロビーフロアにある「The Lounge(ザ・ラウンジ)」はその名の通り、ロビーラウンジの役割を果たすロビー階唯一のレストラン。用途の定番といえるコーヒー・紅茶、アフタヌーンティーセットの他に、ウェスタン料理や韓国料理の用意もあるので食事もOK。夏季限定ですが韓国かき氷「ピンス」も有名なようです。
当初はチェックインを終えた後、近所のレストランで焼肉かプルコギ、スンドゥブを食べる予定でしたが、韓国料理があると聞き急遽こちらでランチをすることに。
プルコギを注文した結果、大正解。本場韓国だからなのか、パークハイアットだからかは分かりませんが、ライスやサイドメニューのキムチや野菜スティックも含めて全部美味しくて、清潔感があって、安心して食べられました。
料金はプルコギ36,000フォン、カフェラテ一杯18000ウォン(ともに税サ別)。総額56,000ウォン(およそ5,000円)。このことを韓国に住んでいた友人や韓国通の友人に話したら「こんなに高いプルコギ初めて見た!カフェラテも高すぎ!なにこれ!」と言われました(笑)。コスパは悪いでしょうが雰囲気の良さも手伝って個人的には大満足のランチ。
イブニングカクテル@The Timber House(地下1階)
先に述べた通り、18時から20時の間は館内3つのレストラン「The Lounge(ザ・ラウンジ)」、「Cornerstone(コーナーストーン)」、「The Timber House(ザ・ティンバーハウス)」でワールドオブハイアットブローバリスト会員に向けてイブニングカクテルサービスを無料で提供しています。「ザ・ラウンジ」はチェックイン直後のランチで利用、「コーナーストーン」は朝食でお目にかかることができたので、「ザ・ティンバーハウス」へ行くことに。
シックな内装と薄暗い店内からバーだと思い込んでいましたが、実はお寿司などの日本料理も提供しているレストランでもあり、早い時間帯はこちらの利用客がメインのようです。実際に店内では寿司屋のようなカウンタースペースがあり、モダンな和テイストの調理服を纏ったシェフが包丁を握り魚を捌いていました。今回はワールドオブハイアットグローバリスト会員特典であるイブニングカクテルのみを利用したのでこちらの様子のみを紹介。日本料理はまたの機会に行きます。
イブニングカクテルでの利用の旨を伝えると専用のメニューを渡されて好きなドリンクをオーダーできます。カナッペはプレートで用意。お酒を飲まない私はソフトドリンク(ダイエットコーク)をオーダーしました。
シックで薄暗い大人な雰囲気。利用時は静かで落ち着いていましたし、デートに使えるお店ですね(騒がしくなければ)。
朝食@Cornerstone(2階)
館内で唯一、朝・昼・夕に営業しているオールデイダイニングの「コーナーストーン」は6時30分から始まる朝食ビュッフェを利用しました。本来はイタリア料理中心の提供ですが、朝食は卵料理やベーコン、ウィンナーといったウェスタン料理から韓国料理、シリアル、フルーツなどの定番料理までバラエティ豊かなラインナップ。さらに、オムレツ、パンケーキ、キムチライス等はテーブルオーダーができて至れり尽くせり。
特に韓国料理が超絶美味しかったです。ランチに備えて少しだけ食べるつもりが、美味しすぎて食べすぎました。白米が進む料理ばかりで3日分以上もの炭水化物を摂取しました。おすすめは韓国粥!
これだけの充実したビュッフェの料金は大人1名48,000ウォン。ワールドオブハイアットグローバリスト会員は無料特典はお得。ハイアッターで良かったと思う瞬間です。
プール&フィットネスジム(24階)
屋内プールは設備・利用客のマナーいずれもかなり残念な内容でした。設備に関して、長さ・幅ともに狭くプールサイドのスペースも窮屈、プールベッドはなくリクライニング不可の木製の椅子が4脚あるのみ。さらに室内はやや蒸し暑く、プールサイドではあまり寛げません。
利用客のマナーに関しても(偶然なのか?)噂通り悪かったです。都市型高級ホテルの屋内プール(しかも狭い)において、大の大人が大声で騒いだり、プールサイドに飛び散るほどの水しぶきをあげて大はしゃぎする姿は初めてみました。
以上はマナーの範疇ですが、飛び込み禁止なのに何度も奇声をあげて頭からダイブをしていたのは明らかなルール違反です。さらにはスタッフも注意しません。ルール違反(飛び込み)は即座に注意してほしいと思いました。このような理由からまったく寛げずに間もなく退散。
韓国のホテルプールは概ねこのような光景が見受けられるというお話を聞いたので、今後泊まる際はプールは極力利用せず、他の施設で楽しみ方を見つけようと思います。
隣にあるフィットネスジムは宿泊客以外の会員も多く利用し、朝も昼も夜も私が見た時は10人以上の利用者がいました。終日利用者が多い印象を受けました(撮影は控えました)。
設備はランニングマシンやエアロバイクといった有酸素系はもちろん、スミスマシン、ケーブルステーション、ダンベルといった筋トレ系マシンもそこそこ用意されていて、私レベルの筋トレメニューなら問題なくこなせるラインナップでした。スペースを譲り合いながらトレーニングに励む配慮が必要です。
パークハイアットソウルを楽しむためのポイント&注意点
- 仁川空港から公共交通機関での移動はCOEXモールまでのリムジンバスがおすすめ。
- プールは噂通り利用マナーが悪い人が多いので割り切って楽しむ!もしくは誰もいないタイミングで利用する。