Park Hyatt Siem Reap:Park Executive Suite /Private Pool
アンコールワットをはじめとした多くの遺跡が残る街、カンボジア王国のシェムリアップでパークハイアットシェムリアップに滞在しました。
目次
感想(施設・サービス・料金など)
当日の標準客室の宿泊料金は1泊あたり税サ別で240ドル(カンボジアは米ドルが使えます)、アサインされたエグゼクティブスイートルームは568ドル。物価の安いカンボジアにしてはかなり高額ですが、世界各地のパークハイアットと比べたら格段に安くリーズナブルです。
ホテルの設備は古いです。特に客室の電源が少ない点など不便に感じました。一方で白を基調とした落ち着きのあるデザインはパークハイアットらしい特別感がありました。
サービスにおいては、パークハイアットにしてはカジュアルな印象を受けましたが、丁寧かつ親切なスタッフが多いです。カンボジアは過去の内戦の影響で平均年齢は非常に低いと聞いていましたが、本当に若いスタッフばかりで驚きました。
朝食会場で虫が集っていることや食器が汚い、送迎ドライバー(外部の委託業者)がしつこく営業してくるなど、気になる点は多々ありましたがトータルでは満足のいく滞在、シェムリアップに訪れた際はまた泊まりたいと思います。
予約:パンパー アット パーク
予約はワールドオブハイアットの公式アプリから。普段なら通常料金もしくはダブルポイントのプランを選択しますが、今回は「パンパー アット パーク」というユニークでリーズナブルなプランを見つけたのでこちらを選択しました。
パークハイアットシェムリアップが期間限定で独自に提供しているプロモーションで、2泊以上の滞在する場合に選択できます。付帯特典は次の通り。
- ダイニングルームでの朝食無料
- 空港・ホテル間の往復送迎無料
- ApsaraSpaでのスパトリートメント60分無料
- フェイシャルを除くスパトリートメント半額
- 1ランク上のルームカテゴリへのアップグレード(チェックイン時の空室状況による)
1泊あたり28ドル(税・サ別)を追加で支払うだけでこれだけの特典が付くのはお得です。
送迎~チェックイン:外観・ロビー・廊下
Park Hyatt Siem Reap:Airport Limousine
シェムリアップ国際空港の到着ロビーでは、ハイアットのホテルボードを持った運転手が待機していました。本人確認を終えるとすぐに乗車してホテルへ向かいました。車種は最もグレードの低い現代自動車のソナタでしたが快適でした。復路はホンダでしたので、その時空いてる車種を手配しているようです。
往路のドライバーはホテルから送迎サービスを受託している会社のスタッフで、名刺を渡されて「明日はどこに行きますか?」「観光に出かけるならホテルを介さずに個別的に連絡をください。迎えに行きます。」「ギフトショップがあるけどお土産買いませんか?」など、しつこく営業されました。パークハイアットでこれほど残念な出来事は初めてでした。
Park Hyatt Siem Reap:Exterior
ホテルはシェムリアップの中心地、有名なパブストリートから徒歩圏の場所にあります。外は昼夜を問わずたくさんの車やバイクが騒音を響かせて走り回っています。
Park Hyatt Siem Reap:Exterior
騒がしい街中とは対照的な品のあるホテルの外観は完全に浮いていました。
Park Hyatt Siem Reap:Entrance
エントランスにはホテルの制服を着たドアマンの他にも警備服を着たセキュリティが待機しています。不審者が侵入しないように警備をしているとのこと。到着して降車するとドアマンがスーツケースを取り出し、館内へスムーズに誘導、完璧なエスコートでした。
Park Hyatt Siem Reap:Reception for Globalist member at The Living Room
チェックインは通常はチェックインカウンターで行いますが、ワールドオブハイアットグローバリスト会員は館内のバーラウンジ「リビング ルーム」の一画で、ソファにかけながら手続きを行いました。
Park Hyatt Siem Reap:Park Lemonade as Welcome Drink
ウェルカムドリンクとして頂いたシグネチャーカクテルである「パークレモネード」は苺が入った甘くてすっきりとした味わい、滞在中に何度も飲みました。手
続きの際は、グローバリストや「パンパー アット パーク」の特典、館内設備について丁寧に説明くださり、そのまま客室まで案内して頂きました。
Park Hyatt Siem Reap:Lobby
Park Hyatt Siem Reap:courtyard
客室:パークエグゼクティブスイート
予約した客室はスタンダードルームの1キングサイズベッドルーム(当日のレートで1泊あたり268ドル)でしたが、パークエグゼクティブスイート(同568ドル)へアップグレード頂きました。ワールドオブハイアットのグローバリスト特典でアップグレード対象となるスタンダードスイートはパークスイートキング(318ドル)ですので、パークエグゼクティブスイートへのアサインは特例、ご厚意に感謝。
Park Hyatt Siem Reap:Park Executive Suite /Private Pool
パークエグゼクティブスイートは地上階に位置し、上の写真のようにプライベートエリアにプールがあるのが特徴です。
Park Hyatt Siem Reap:Park Executive Suite
Park Hyatt Siem Reap:Park Executive Suite
手前にリビングルーム、奥にベッドルームとバスルームがあります。木目と白を基調としたパークハイアットらしいシンプルな内装です。
Park Hyatt Siem Reap:Park Executive Suite/MiniBar
リビングの一画に設けられたミニバーには、ビール、ウィスキー、ソフトドリンク、スナックなどがありました。
Park Hyatt Siem Reap:Park Executive Suite/WetArea
ウェットエリアは、大理石調の内装でシンク2台、シャワールーム、バスタブ、トイレの間取りです。シャワーはハンドタイプとレインタイプがあります。
Park Hyatt Siem Reap:Park Executive Suite/Amenity
アメニティは「COCHINE」というベトナムのブランドで、香りが強すぎるので個人的には苦手。歯ブラシやカミソリ、コットン等はひとつひとつホテル名の書かれた箱に梱包されていました。
Park Hyatt Siem Reap:Park Executive Suite/Outlet Plug
設備は古めで特にコンセントの少なさが気になりました。コンセントの形状は日本と異なりますがインターナショナルプラグを無料で貸し出しているので持参の必要はありません。
プール

Park Hyatt Siem Reap:Pool at Grand Floor
まず地上階にあるプールは写真通り、縦長の形をした屋外プール。監視員(スタッフ)の姿はありませんが、タオルを使うといつの間にか新品のものに交換されているあたりはさすがパークハイアットです。
Park Hyatt Siem Reap:Pool at 1st Floor
Park Hyatt Siem Reap:Pool at 1st Floor
1階(日本でいう2階)にあるプールはテーマパークのような特徴的な構造で広々としています。日中はたくさんの利用者がいました。ホテル自体は繁華街にありますが、館内では存分にくつろげる環境が整えられています。
メインレストラン「ザ ダイニング ルーム」
概要・内観
Park Hyatt Siem Reap:Interior at The Dining Room
館内には3つのレストランがありますが、今回紹介する「ザ ダイニング ルーム」はメインレストランの位置づけで、朝食とディナーの時間帯に営業しています。
Park Hyatt Siem Reap:Terrace seat at The Dining Room
おすすめのテラス席は中庭が見渡せる開放的な空間。特に日没後は中庭に火が灯り一気にムーディーな雰囲気になります。また、不定期にカンボジア伝統舞踊(ショー)が開催されていて、踊りを見ながら食事を楽しめます。
Park Hyatt Siem Reap:Terrace seat at The Dining Room
Park Hyatt Siem Reap:The View from The Dining Room at night
ディナー
ディナーのメニューはクメール料理(≒カンボジア料理)がメイン。コース、アラカルトいずれもオーダー可能。
Park Hyatt Siem Reap:Dinner Menu at The Dining Room
コース料理は30ドル、40ドル、48ドル(税サ別)の3種類。今回は最も高い48ドルのBATTAMANG(バタンバン)を注文しました。
Park Hyatt Siem Reap:Meals of BATTAMANG at The Dining Room
先付け、前菜2品、スープ、メイン、デザートの計6品。クメール料理はベトナム料理と似ていますがベトナム料理と比べて香辛料が少ないのが特徴とのこと。前菜の生春巻きが美味しかった。メインディッシュは韓国料理のプルコギのようでした。シェムリアップにおいて48ドルのコース料理はかなりの高額ですが、日本ではこの料金でこのクオリティの料理は中々食べられません。
朝食
Park Hyatt Siem Reap:Breakfast Buffet at The Dining Room
朝食はビュッフェ&アラカルト料理。
Park Hyatt Siem Reap:Breakfast Buffet at The Dining Room
ビュッフェのメニューはサラダ、シリアル、ペストリーなど洋食メニューが中心で品数は少なめ。あまり美味しそうな見栄えではなかったし、周辺に蝿が集っていたのでビュッフェには手を付けずアラカルト料理を頂きました。
Park Hyatt Siem Reap:A la carte of Breakfast menu at The Dining Room
エッグベネディクト、オムレツなどの卵料理、パンケーキ、ワッフル、フレンチトーストなどの定番料理からクメール料理まで、中々の品揃えです。
Park Hyatt Siem Reap:Khmer Noodle at The Dining Room
こちらのクメールヌードルはスープパスタのような濃厚な味わいで、香草もバッチリ効いていて美味しかったです。冷めないうちに頂くのが美味しく食べるコツだと思います。
Park Hyatt Siem Reap:Egg Benedict at The Dining Room
エッグベネディクトは見栄えはイマイチですが美味しかったです。この他にパンケーキやフレンチトーストも頂きました。
ナイフやフォークは少し汚れているので、気になる方はウェットティッシュやMY食器の持参をおすすめします。
バーラウンジ「リビング ルーム」:ランチ
Park Hyatt Siem Reap:The Living Room
チェックイン手続きを行ったこちらのスペースはランチ会場およびバースペースとしても営業しています。
Park Hyatt Siem Reap:Garlic Rice at The Living Room
今回の滞在ではテラス席でランチを頂きました。ガーリックライス(14ドル)はすごく美味しくて2日連続で頂きました。
ザ スパ:マッサージ
Park Hyatt Siem Reap:Spa Menu
今回の予約プラン「パンパー アット パーク」には、館内のスパ「ApsaraSpa」でのスパトリートメントを60分無料で受けられます。色々なメニューがありますが、無料特典の対象は「Signature(シグネチャー)」のみです。
Park Hyatt Siem Reap:THE SPA Exterior
スパは1階(日本でいう2階)の屋外プールに隣接する建物にあります。
Park Hyatt Siem Reap:Reception at THE SPA
レセプションで手続きを済ませてエステシャンを待ちます。レセプションの隣には24時間営業のフィットネスエリアがあります。
Park Hyatt Siem Reap:Lobby at THE SPA
エステシャンに案内されて施術室へ向かいます。
Park Hyatt Siem Reap:Treatment Room at THE SPA
更衣室で着替えて、椅子にかけて足を洗浄、オイルの香りを選んで60分のスパトリートメントがはじまります。肩から足裏まで全身に手を滑らすマッサージ、リクエストに応じて強弱をつけてもらえます。施術中のほとんどの時間を熟睡するほどリラックスできました。
「Signature(シグネチャー)」60分の通常料金は70ドルで日本の高級ホテルのスパでは考えられない破格です。高級ホテルのスパをリーズナブルに楽しみたい方におすすめします。
とはいえ、ホテルの向かいにあるマッサージは60分たったの8ドルでした。カンボジアの物価を考えるとかなり高いですね。
ホテル情報
ホテル名:パークハイアットシェムリアップ(Park Hyatt Siemreap)
ホテルチェーン:ハイアットホテル&リゾート
所在地:Sivatha Blvd, Krong Siem Reap