今年7月に、ANAの新型機フライングホヌに乗ってハワイへ。ザ・リッツ・カールトン・レジデンス、ワイキキ・ビーチ(The Ritz-Carlton Residences, Waikiki Beach)に滞在。料金は、3泊4日でマリオット・ボンヴォイ180,000ポイント + 2泊分のアップグレード料金として300USD(税別)。
古いホテルが多いワイキキエリアに2016年開業。リッツカールトンにしては豪華さはあまり感じず、サービスに関してもショックな出来事がありましたが、水回りを含めた客室設備の充実度は別格。全客室にIHヒーター付きキッチン、大型冷蔵庫、調理器具・食器、洗濯機、乾燥機が搭載されたレジデンスタイプなので子連れの家族旅行や長期滞在にもおすすめ。
海から距離があるのでビーチフロントホテルのような絶景は望めないが、快適性を重視するなら、リッツ・カールトンかトランプホテルの二択です。
このページでは、自分自身の振り返りを兼ねて「ザ・リッツ・カールトン・レジデンス、ワイキキ・ビーチ(The Ritz-Carlton Residences, Waikiki Beach)」3泊4日の宿泊記を紹介します。
記載情報は宿泊・確認した時点の内容を反映しています。最新の情報は公式サイトを必ずご確認ください。
目次
予約:マリオット・ボンヴォイ180,000ポイント+300USD(税別)
3泊4日でかかった費用は次の通り。
- 3泊4日無料宿泊特典:マリオット・ボンヴォイ180,000ポイント
- 内、2泊分の客室アップグレード料金:300USD(税別)
ザ・リッツ・カールトン・レジデンス、ワイキキ・ビーチは、マリオット・インターナショナルに加盟、かつ同社のロイヤリティプログラム「マリオット・ボンヴォイ」に参加しているホテルのため、マリオット・ボンヴォイのポイントを使って宿泊できます。
必要なポイント数は、マリオット・ボンヴォイが8段階(1~8)に設定した「ホテルカテゴリ」というランクに応じて決まります。ザ・リッツ・カールトン・レジデンス、ワイキキ・ビーチは、上から2番目の「カテゴリ7」に設定されていて1泊あたり60,000ポイント、3泊で180,000ポイントを使って宿泊しました。
この場合、次の客室のいずれかを選択できます。
- オーシャンビュールーム
- デラックスオーシャンビュールーム
どちらを選択しても1泊あたりの必要ポイント数は60,000ポイント。グレードの高いデラックスオーシャンビュールームを予約した方がお得です。もちろん、私もデラックスオーシャンビュールームを予約しました。
マリオットチタンエリート会員特典
ザ・リッツ・カールトン・レジデンス、ワイキキ・ビーチでは、マリオット・インターナショナルのロイヤリティプログラム「マリオット・ボンヴォイ」の上級会員に向けた特典を用意しています。私の現在のステータスである「チタンエリート会員」に向けたおもな特典は次の2つ。
- 午後4時までのレイトチェックアウト
- ウェルカムギフトとして1滞在につき1,000ポイント贈呈
他のマリオットホテル、および一部のザ・リッツ・カールトンホテルで提供されている次のような特典は原則適用されません。
- ✗空室状況に応じた客室のアップグレード
- ✗朝食無料
- ✗クラブラウンジへのアクセス(クラブラウンジがない)
今回の滞在ではルール通り、予約していた客室「デラックスオーシャンビュー」にアサイン、2日目からは1泊あたり追加料金150USD(税別)を支払ってデラックス1ベッドルームスイートに変更しました。オーバーブッキングなどホテル都合による特別な事情がない限り上級会員でも無償の客室アップグレードはありません。
客室
ザ・リッツ・カールトン・レジデンス、ワイキキ・ビーチは、2016年に開業したエヴァタワー(307室)と、新たに2018年に開業したダイヤモンドヘッドタワー(245室)の2棟で構成される計552室のホテルです。客室は、階数によってグレードが分類されていて、それぞれ「デラックス」、「グランド」、「プレミア」、「ペントハウス」と名付けられています。
- デラックス:低層階(エヴァ9~22階/ダイヤモンドヘッド10~25階)
- グランド:中層階(エヴァ23~32階/ダイヤモンドヘッド26~34階)
- プレミア:高層階(エヴァ33~36階/ダイヤモンドヘッド35~36階)
- ペントハウス:最上階(エヴァ37~38階/ダイヤモンドヘッド37~38階)
また、IHヒーター付きキッチン、大型冷蔵庫、調理器具・食器、洗濯機、乾燥機が用意されたレジデンスタイプであることや半数近い246室がスイートルームなことも大きな特徴です。
デラックスオーシャンビュールーム
デラックスオーシャンビュールームは、ザ・リッツ・カールトン・レジデンス、ワイキキ・ビーチの中でも下から2番目のグレードで、ポイント宿泊をした際にアサインされる客室でもありますが、広さも間取りも申し分のないスペックでした。
2日目からは追加料金を支払ってデラックス1ベッドルームスイートにアップグレードしましたが、その必要は全くありませんでした。
公式サイトによると広さは40㎡。しかし今回アサインされたE1907号室は目測50㎡以上に感じました。公式サイトと内観写真の様子が違うことからも、同じグレードでも色々な間取りがあるものと予想しています。今回は、宿泊したエヴァタワー1907号室の写真を掲載しています。
公式情報はこちら。
客室の様子を動画でもご覧ください。
ザ・リッツ・カールトン・レジデンス、ワイキキ・ビーチ🏖でもう一部屋、デラックスオーシャンビュー(19階)の内観を紹介します。
— 真夜中のベルボーイ (@RichNagoya) 2019年8月17日
下から数えて2番目のグレード。ポイント宿泊をした際にアサインされる客室です。間取りは複数あるようですが十分すぎる広さです。 pic.twitter.com/9OEnFjxnLi
デラックス1ベッドルームスイート
2日目から追加料金1泊あたり150USD(税別)を払って滞在したデラックス1ベッドルームスイートは、先に紹介したデラックスオーシャンビュールームよりもずーーっと広いスイートルーム。広さは公式情報によると58㎡ですが目測では80㎡くらいありました。おそらく同じグレードでも色々な間取りがあるものと予想します。今回は、宿泊したエヴァタワー1811号室の写真を掲載しています。
デラックスオーシャンビュールームにはなかったダイニングテーブルや広々としたキッチンスペースがあるのでより家族・大人数向けの客室です(デラックス1ベッドルームスイートは大人4名まで、スタンダードルームでも大人3名まで同室同額料金で宿泊できます)。
客室の様子を動画でもご覧ください。
ザ・リッツ・カールトン・レジデンス、ワイキキ・ビーチ🏖のデラックス1ベッドルームスイート(18階)の内観を動画におさめました pic.twitter.com/ioXVK9Vwat
— 真夜中のベルボーイ (@RichNagoya) 2019年8月16日
レストラン
朝食(アラカルト料理)@BLTマーケット
ロビーフロアの8階にある「BLTマーケット」は、トランプ・インターナショナル・ホテル・ワイキキにある有名ステーキハウス「BLTステーキ」と同じ会社が運営する館内唯一のオールデイダイニング。海風を感じながら食事ができるオープンエアの店内で天井も高く開放的で、海までの距離があるのが功を奏したか極端に込み合うこともなく滞在期間中は終始おだやかな雰囲気でした。
今回はこちらで朝食を食べました。ビュッフェ形式の朝食はなく、すべてアラカルト料理の中から好きなものをオーダーするスタイル。それぞれの料理の価格が決まっていて注文した分だけ課金される料金設定。
「ファームトゥーテーブル(農場から食卓へ)」をコンセプトにしたハワイ産の食材にこだわった料理を提供することで話題のようですが、味に関しては朝食を食べた限りでは特筆すべき点はないというかイマイチでした(個人の感想です)。今まで経験した世界中のザ・リッツ・カールトンの朝食の中では最も残念な内容でした。
注文した4品の感想は次の通り。
- ハーフパパイヤ(10USD):とっても美味しかった
- アサイーボウル(16USD):なかなか美味しかった
- スモークサーモンベネディクト(21USD):あまり美味しくなかった
- バターミルクパンケーキ(17USD):不味すぎる...ひと口でギブアップ
バターミルクパンケーキは今まで食べたパンケーキの中で3本の指に入る不味い。まさかリッツ・カールトンでこんなものを食べる羽目になるとは...。
プール&フィットネス
大人専用プール&ファミリープール
7階と8階に18歳以上の宿泊客が利用できる大人専用プール(7階)と年齢制限のないファミリープール(8階)の2つのプールがあります。ワイキキで最も高い場所にあるダイニングとプライベートカバナを備えたインフィニティ・プールらしい。営業時間はともに6時~22時、8階ロビーフロアからアクセスできます。
ワイキキエリアで、年齢制限を設けたプールのある高級ホテルはザ・リッツ・カールトン・レジデンス、ワイキキ・ビーチだけ。静かなプールサイドでゆっくり寛ぎたい人にとって待望のホテルと言えます。滞在中は多くの時間をプールサイドで過ごしましたが、控えめに言って最高でした。
フードやドリンクのオーダーもできます。
公式サイトの情報もご覧ください。
フィットネスジム
公式情報によるとフィットネスセンターは、ハーレー・パスタ―ナック氏という有名なトレーナーがデザインした最先端設備を備えたフィットネスジムと聞いて期待を膨らましていましたが、実際は普通のジムでした。
ワイキキのホテルジムの中では充実してる方ですが、最先端か否かはよく分かりません。設備の充実度はフォーシーズンズホテル京都、グランドハイアット東京、アンダーズ東京よりも劣るレベルです。
ランニングマシン(トレッドミル)とエアロバイク、タオルやドリンクはバッチリ用意されていて有酸素運動系のエクササイズをする方にはまったく問題ないラインナップ。その一方、筋トレ系のマシンはイマイチ。スミスマシンやバーベルがないので、ケーブルステーションやダンベルを使って工夫してトレーニングをします。ケーブルステーションは懸垂ができるタイプですしプル系のトレーニングに関しては十分ですが、プッシュアップ系の器具は物足りません。
24時間利用可能ですが、18歳以上の利用に限られます。13歳未満の宿泊客は入室禁止、14〜17歳は保護者の同伴が必要です。シューズやウェアのレンタルは未確認。
リッツ・カールトン・ワイキキを楽しむためのポイント&注意点
- チェックイン時刻16時。ワイキキの他ホテルと同様に空き状況に応じたアーリーチェックインは可。
- チェックアウト時刻正午。プラチナエリート以上のマリオット・ボンヴォイ会員は空き状況に応じて最大16時までのレイトチェックアウト対応可。
- マリオット・ボンヴォイの上級会員に提供される客室アップグレード特典は適用外。
- 以前はNGだったマリオット・ボンヴォイのポイントを使用した無料宿泊が可能に。1泊あたり60,000ポイント。
- ポイント泊の場合、同じポイント数(1泊60,000ポイント)でオーシャンビュールーム、デラックスオーシャンビュールームのいずれかの客室を選択可。グレードの高いデラックスオーシャンビュールームを選ぶべし。
- スタンダードルームでも大人3名まで同室同額料金で宿泊可。スイートルーム(客室タイプによる)は大人4~10名まで同額料金。
- マリオット・ボンヴォイのポイントを使用した無料宿泊の場合も、当日の諸状況に応じて追加料金を支払うことで客室アップグレードが可能。今回は1泊あたり150USD(税別)の追加でデラックス1ベッドルームスイートへアップグレード。
- プールは「大人専用プール」と「ファミリープール」の2種類。
- フィットネスジムは24時間利用可能(入口でカードキーをかざす)。ただし、13歳未満の利用は禁止、14~17歳は保護者の同伴必須。
- 朝食はルームサービスもしくは8階BLTマーケットでのアラカルト料理。ビュッフェ形式はない。
- 朝食のパンケーキが不味かった。