高級ホテル宿泊記

毎年世界一周旅行。年間100日以上をホテルで過ごす、真夜中のベルボーイによる世界の高級ホテル宿泊記。

ANAマイルを使ってスターアライアンスビジネスクラス世界一周特典航空券を発券

スターアライアンス世界一周特典航空券ルート

 

ANAマイルを利用してヨーロッパ発のスターアライアンスビジネスクラス世界一周航空券を発券しました。

ヨーロッパとアメリカで仕事の予定が入り、当初はヨーロッパから一時帰国して渡米しようと計画しましたが、スケジュール・航空運賃・マイル残高を眺めているうちにANAマイルを使って世界一周航空券を発券するのが効率と費用の面で最良と判断しました。

今回は日本からヨーロッパまでは他の片道航空券(マレーシア航空A380-800のファーストクラス)を手配していたので、ヨーロッパ発の世界一周航空券を手配しました。

このページでは、スターアライアンス世界一周特典航空券の発券ルールや、ルート、かかった費用などを紹介いたします。 

 

スターアライアンス世界一周航空券を選んだ理由

f:id:richweb:20171229225959j:plainAll Nippon Airways/Five-Star:Boeing B787-8 Businessclass Cabin

ワンワールドやスカイチームも世界一周特典航空券を販売していますが、ANAマイルがたくさん貯まっていたので今回はスターアライアンスを選択しました。

JALマイルもそれなりに保有していますが、エミレーツ航空のファーストクラス特典航空券と交換する予定なので、ここで消費したくはありません。また、この1年間で有償のワンワールド世界一周航空券を2冊購入しているので、この機会に他アライアンスでのフライトを存分に楽しみたいと思いました。

スターアライアンス世界一周特典航空券のルール(ANAマイルを利用した場合)

有償のスターアライアンス世界一周航空券は、どこの航空会社から購入してもルールはほとんど変わりませんが、マイルを使った特典航空券はそのマイルよってルールが異なります。

したがって、ANAマイルを使ってスターアライアンス世界一周特典航空券を発券する際は、ANAが定めたルールに従って発券しなければいけません。

 

世界一周の旅程のみ、全旅程の距離(区間基本マイレージの合計。地上交通区間は移動マイルとして計算に含めません。)に応じて必要マイル数を算出します。太平洋、大西洋を1回ずつ飛行機を利用して横断する必要があります。ルートは東回り、あるいは西回りのどちらかで逆回りはできません。出発地と最終帰着地の間で最大8回の途中降機が可能です。(ただし欧州での途中降機は3回まで、日本国内での途中降機は4回までです。)また、出発国に戻る最後の国際線搭乗は、最初の国際線搭乗から10日目以降になります。旅程は最大12フライト区間に加え、最大4区間の「地上移動・同じ都市での異なる空港間移動」が可能です。
※ANAウェブサイトではご予約になれません。ANAマイレージクラブ・サービスセンターにご連絡ください。

引用元:ご利用条件:提携航空会社特典航空券

全旅程の距離 必要マイル数
エコノミークラス ビジネスクラス ファーストクラス
4,001~7,000 38,000 63,000 90,000
7,001~9,000 43,000 68,000 100,000
9,001~11,000 55,000 85,000 120,000
11,001~14,000 60,000 90,000 140,000
14,001~18,000 65,000 105,000 160,000
18,001~20,000 75,000 115,000 180,000
20,001~22,000 85,000 125,000 200,000
22,001~25,000 100,000 145,000 220,000
25,001~29,000 120,000 170,000 260,000
29,001~34,000 140,000 200,000 300,000
34,001~39,000 160,000 220,000 340,000
39,001~44,000 180,000 270,000 390,000
44,001~50,000 200,000 300,000 450,000

チャート引用元:ご利用条件:提携航空会社特典航空券

ルール概要は次の通り(2017年10月末日時点)。赤字の箇所が特に重要です。

  • 必要マイル数は全旅程の距離とシートクラスに応じて決定。
  • スターアライアンスに加盟する航空会社の利用が可能(一部不可)
  • 最大12フライト、最大4区間の地上移動が可能
  • 地上移動区間は距離に含めない
  • 太平洋・大西洋を1回ずつ横断して出発地に戻る
  • 最低日数は10日間
  • 空港使用料および燃油サーチャージは有料
  • 有効期限は発券から1年
  • 発券後のルート変更不可
  • 発券後の日程および同一路線での便変更可(ただし同一航空会社に限る)
  • 変更手数料無料(諸経費に差額が生じた場合は請求・還付)
  • 第1区間出発前のキャンセル・払戻可(ただし、キャンセル料として3,000マイルかかる)
  • 第1区間出発後のキャンセルは不可(ただし、未使用区間の諸経費は払い戻しされる)

まず、特典航空券とはいえすべて無料ではありません、空港使用料と燃油サーチャージが請求されます。燃油サーチャージの価格は変動するため、時期によって高い時もあれば無料の時もあります。

発券後のルート変更はできません。また、日程と便の変更は可能ですが、同一航空会社に限られます。また、キャンセルに関しては第1区間を出発した後の払い戻しはできません。

詳しいルールは引用元のANA公式サイトご利用条件:提携航空会社特典航空券に記載されていますが、上記の一部はANAマイレージクラブ・サービスセンター(コールセンター)で直接確認した内容であり、ウェブ上では確認できません。不明点や疑問点は必ずANAマイレージクラブ・サービスセンターでご確認ください。

ルート・諸費用など

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  • マイレージ:ANA
  • 必要マイル数:115,000マイル
  • ルート(レターコード):CPH-SFO-[surface]-SJC-NRT-TPE-FUK-[surface]-NRT-IST-VIE-HAM-CPH
  • ルート(地名):コペンハーゲン-サンフランシスコ-[地上移動]-サンノゼ-東京-台北-福岡-[地上移動]-東京-イスタンブール-ウィーン-ハンブルク-コペンハーゲン
  • 航空会社:SKスカンジアビア航空x2、NH全日空x1、BRエバー航空x2、TKターキッシュエアラインズx2、オーストリア航空x1
  • 総飛行距離:全旅程距離19,961マイル
  • フライト回数:8回
  • 諸費用:総額88,760円(諸税および燃油サーチャージ:86,600円、発券手数料2,160円)
  • 補足:一部路線でビジネスクラスの空席待ちのため諸費用は変更される予定。

ルーティングに際して考慮したポイントは次の4つ

  • 欧州→北米→日本、台湾旅行、日本→欧州の3回に分けて利用
  • 欧州のパークハイアットに泊まるのでイスタンブール・ウィーン・ハンブルクを選択
  • ユナイテッド航空には乗りたくない
  • 必要マイル数が増加する閾値を意識して、全旅程距離が20,000マイル未満になるように調整

航空会社に関してはユナイテッド航空を回避すること以外にこだわりはなく、シート、機内食、サービスの評判が良い航空会社を中心に選びました。

発券(計画~予約~購入)までの流れ

計画:Google フライト・Great Circle Mapper

計画する際は2つのツールを使いました。

Google フライトは、オンラインであらゆる路線の運賃を調べて購入できるGoogleが提供するサービスです。路線ごとに日付、時間帯、スターアライアンス加盟の航空会社など、あらゆる条件に絞って検索できるので、具体的なルートを考える際に役立つサービスです。

Great Circle Mapperは、路線図を作成したり飛行距離を算出できるオンラインサービスです。世界一周特典航空券の発券に必要なマイル数は、総飛行距離数によって変動するため、こちらのサービスを利用しています。ヘッダーに設置された検索窓に空港のレターコード(例:NRT-TPE-FUK)を入力してMapボタンを押すと、路線図ととも飛行距離数が算出されます。ANAが世界一周航空券の発券ルールとして採用しているマイル数とは若干の誤差があるものの、計画段階では支障はありません。正確な飛行距離を知りたければ、ANAマイレージクラブ・サービスセンター、もしくはスターアライアンス世界一周航空券のサイトでご確認ください。

予約:ANAマイレージクラブ・サービスセンター

ANAマイルを利用したスターアライアンス世界一周特典航空券はオンライン予約ができません。予約の際は必ずANAマイレージクラブ・サービスセンターに連絡します。

電話でのやりとりは、思い通りに空席が見つからないことが多いので、

  • 希望の路線・日付・便名(時間帯)を伝える
  • 空席状況を確認
  • 空席のない便の代替を相談する

このような流れになることが予想されます。

予約が完了すると、空港利用税や燃油サーチャージなどの諸費用を計算頂き、購入期日のご案内を頂きます。期日までに購入できない場合は予約が無効になります。悩むことがなければそのまま購入手続きに進めます。

購入:アメリカン・エキスプレス・スカイ・トラベラー・プレミア・カード

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電話機プッシュボタンの操作でクレジットカード番号やセキュリティコードを入力します。購入手続きが終わるととeチケットが発券されてすべての手続きが完了します。

今回かかった諸費用88,760円は、アメリカン・エキスプレス・ジャパン株式会社が発行する年会費35,000円(税別)のアメリカン・エキスプレス・スカイ・トラベラー・プレミア・カードで決済しました。

アメリカン・エキスプレス・スカイ・トラベラー・プレミア・カードは、ANA、JALをはじめとした、提携航空会社28社の航空券を直接購入した場合、100円につき5マイル相当のポイント(以降、スカイ・トラベラー5倍ボーナス)が貯まります。貯めたポイントはANAマイルをはじめ15社のマイルに交換できます。

スカイ・トラベラー5倍ボーナスは、年間(1月~12月)200万円のご利用分、つまり100,000マイル分が上限です。年間200万円の航空券をご購入される方におすすめします。

スカイ・トラベラー5倍ボーナスを獲得するためにはいくつかの条件があります。申込みを検討される方は必ずご確認ください。私は条件を満たした航空券はすべてアメリカン・エキスプレス・スカイ・トラベラー・プレミア・カードで購入しています。

下記に諸条件を一部抜粋

対象航空会社
アシアナ航空、アリタリア-イタリア航空、ヴァージン アトランティック航空、エア タヒチ ヌイ、ANA、エールフランス航空、エティハド航空、エバー航空、エミレーツ航空、オーストリア航空、ガルーダ・インドネシア航空、カンタス航空、キャセイパシフィック航空、KLMオランダ航空、シンガポール航空、スイス インターナショナル エアラインズ、スカンジナビア航空、スターフライヤー、タイ国際航空、大韓航空、チャイナエアライン、デルタ航空、日本航空、バニラエア、フィリピン航空、フィンランド航空、ブリティッシュ・エアウェイズ、ルフトハンザ ドイツ航空

対象航空会社28社(*1)の航空券を円建て(*2)で対象航空会社のウェブサイトなどから直接カードで購入された場合、または、対象旅行代理店2社の指定旅行商品(*3)を円建て(*2)で対象旅行代理店のウェブサイトや指定店舗などから直接カードで購入された場合となります。
※スカイ・トラベラー5倍ボーナスは、通常ポイントと合わせて年間(1月~12月)100,000ポイント(200万円カードご利用での獲得分)が上限となります。

  • 航空会社におけるパッケージツアー、機内販売、通信販売、空港売店、貨物など航空券以外のご利用
  • 空港カウンター業務が他の航空会社へ委託されているカウンターでの航空券のご購入
  • 宿泊料金の現地決済、および代理業・特約店など、旅行代理店が決済業務を他社へ委託している場合
  • ペイパルなどの決済代行会社を通したご利用

(*2)

表示価格が日本円、かつお支払いが日本円でカード決済されるものを指します。

あとがき(注意点)

115,000マイルを消費して、およそ20,000マイルのビジネスクラスフライトを楽しめるのはお得だと思いました。ANAマイルはほっといても工夫次第でたくさん貯められるので、その気になれば1年で数回マイルで世界一周も可能です。

しかし、スターアライアンス世界一周特典航空券のルール(ANAマイルを利用した場合)でもお話した通り、発券後にルート変更ができないことを踏まえてルーティングは慎重に行うべきです。私も「行けるところまで行ってみよう」と欲張って台湾をルートに組み込みましたが、今となってはちょっと面倒です。(この点においては、変更手数料を払えばルート変更できる有償の世界一周航空券は便利ですね。)

以上、ANAマイルを使ってスターアライアンス世界一周特典航空券を発券したお話でした。これから計画される方々の参考になれば幸いです。