先日チャンギ空港にてブリティッシュエアウェイズ(BA)が運営する「コンコルド・バー」を利用しました。居心地がよくて料理も美味しくて、フライト前に満ち足りた最高のひと時を過ごすことができました。
コンコルド・バーとは
ロンドン・ヒースロー空港やニューヨーク・JFK空港でBAが運営するラウンジ「コンコルド・ルーム」のコンセプトを継承した空港ラウンジ。BAのファーストクラス利用者をはじめ、ごく限られた人しか利用できません。(ワンワールドエメラルド会員にも開放されていません)
現在はシンガポール・チャンギ空港にしかありませんが、今後各国に展開される予定だそうです。
コンコルド・バーの利用資格
次の何れかに該当する方のみが利用できます。
1. BAのファーストクラス利用者
2. コンコルドルームカードの保有者と同伴者1名
3. 航空会社がアクセスを許可したVIP等
コンコルドルームカードを取得するにはBAの上級会員資格取得用ポイントの「ティアポイント」を年間5,000ポイントも獲得しなければいけません。最上位のゴールド会員(=エメラルド会員に相当)の到達基準が1,500ポイントなので、かなりのフライトが必要です。
チャンギ空港発のBAは3便。今回私はBA015便のファーストクラスでフライトしたため「コンコルド・バー」を利用できました。
・ BA012便:ロンドン行き(A380-800)
・ BA015便:シドニー行き(B777-300)←この便のFクラスを利用
・ BA016便:ロンドン行き(B777-300)
アクセス
第1ターミナルの出国審査を抜けて右手のエスカレーターを上がったところにBAラウンジがあります。「コンコルド・ルーム」はBAラウンジ内の一画にあるため、こちらで受付を行います。(BAラウンジは、BAビジネスクラス以上の利用者やワンワールドサファイア会員に開放されています。)
BAラウンジ側から見た「コンコルド・バー」。
受付で頂いた4桁のパスコードを入力すると扉が開きます。
営業時間
15時~23時(BAラウンジと同じ)
最も出発時刻の早いBA015便(19:25発)でフライトする場合でも、出発の4時間以上も前から利用できます。
内装
バーらしく黒を基調としたインテリアで、ムーディーな雰囲気。ファーストクラス専用エリアに相応しい気品の高さを感じます。座席は大きく分けて、カウンター席、テーブル席、ソファー席があります。
ビュッフェ&アラカルトメニュー
フードテーブルに用意されたビュッフェと厳選されたアラカルトメニューを頂けます。
ビュッフェ
中央のフードテーブルには、ナッツ、チーズ、サンドウィッチ、フルーツ、スイーツなど、軽食が並びます。これらのほとんどはBAラウンジで提供されている料理と同じものです。
アラカルトメニュー
メニュー表の中から好きな料理を好きなだけ注文できます。
当日のメニューは、スープ、サテー、サンドウィッチ、魚料理(スナッパー)の5種類。このうち、スープとサテーはBAラウンジのビュッフェでも提供されていましたが、「コンコルド・バー」でオーダーした場合はスタッフの方に綺麗に盛り付けて頂けるのでより一層美味しく感じました。
お腹の空いた私は欲張って、チキンサテー(SingaporeChickenSatay)、スープ(Soup)、魚料理(CreamSnapper)を頂きました。
チキンサテー(SingaporeChickenSatay)。こんなに美味しいサテーは初めて!
スープ(Soup)はズッキーニとほうれん草。濃厚な味わいで絶品!!
あまりの美味しさにおかわり。スープとの相性の良いパンもセットで頂きました。
魚料理(CreamSnapper)。肉厚なSnapperにピリ辛のチリクラブソースがたっぷり。フライトの直前までシンガポールの気分を味わえました。
食後にビュッフェのフルーツを頂きました。オレンジとスイカは食べごろで甘みがあって美味しかったです。
写真はありませんが、エクレアも美味しかったです。
ドリンク
ドリンクは基本セルフサービス。シャンパン、ワイン、ウイスキー、カクテル、ソフトドリンクからコーヒーまで、様々なものが取り揃えられています。
ワインは2種類(銘柄はわかりません)。
シャンパンはテタンジェ1種類。
あとがき
オープンから19時前までおよそ4時間入り浸りましたが、利用者は私を含めてたったの3名。便数が少なく利用資格が厳しいためか利用者は想像していたよりも少なかったです。本拠地ロンドンの「コンコルド・ルーム」よりも静かで落ち着いていて気に入ってしまいました。
これから世界各国に設置される予定なので、今後の展開から目が離せません。