京都でも指折りの観光名所の嵐山にある国内最高ランクのスターウッドホテル、翠嵐ラグジュアリーコレクションホテル京都に宿泊しました。
同ホテルの評価は高く、ホテルの格付けにおいて世界的に権威のある「フォーブス・トラベルガイド」の2017年度の格付けにおいて、京都で星(4つ星)を獲得した唯一のホテルです。
このページでは翠嵐ラグジュアリーコレクションホテル京都の様子を紹介します。
目次
- 感想(施設・サービス・料金設定など)
- 場所:嵐電(京福)嵐山本線嵐山駅から徒歩6分
- 嵐山の駅から人力車、またはJR京都駅からのタクシー送迎が無料
- 外観・日本庭園・チェックイン・ロビー・廊下
- 客室タイプ(全9種類)
- 客室:温泉露天風呂付き柚葉デラックスキング(48㎡)
- シャンパンディライト&ドリンクサービス@茶寮 八翠
- 夕食(日本料理)@京 翠嵐
- 貸切温泉露天風呂(プライベートスパ)@洛
- 朝食@京 翠嵐
- ホテル情報
- 宿泊料金確認・宿泊予約
感想(施設・サービス・料金設定など)
料金について、今回宿泊した温泉露天風呂付き柚葉デラックスキングは1泊あたりおよそ11万円(税・サ込総額)、標準客室のモデレートルームは1泊あたり6~7万円(税・サ込総額)。ハイシーズン(桜・紅葉シーズン)の料金はさらに上がります。スターウッドホテルの中でもずば抜けて高額な料金設定ですが、施設・サービスともに満足のいく内容で、また泊まりたいと思う素敵なホテルでした。
施設においては、日本の伝統美とモダンが融合したデザイン、2015年に開業したばかりなので設備もあたらしく快適です。館内にある庭園は嵐山の自然とみごとに調和し、京の風情を堪能できました。客室には温泉露天風呂もありました。
サービスについて、声量を抑えた静かで落ち着いた接客はホテルの雰囲気にピッタリで心地が良く、印象に残りました。送迎やレストラン予約をはじめ様々なリクエストを的確にそつなくこなす姿は安心感を与えてくれました。
場所:嵐電(京福)嵐山本線嵐山駅から徒歩6分
ホテルは京都でも指折りの観光スポットである「嵐山」にあります。桂川沿いで渡月橋から徒歩数分という最高のロケーションです。
- JR山陰本線 嵯峨野線 「嵯峨嵐山駅」 徒歩約15分
- 阪急嵐山線 「嵐山駅」 徒歩約15分
- 京福電鉄 嵐山本線(嵐電) 「嵐山駅」 徒歩約6分
- 京都駅からお越しの方:八条口よりタクシーで約35分
嵐山の駅から人力車、またはJR京都駅からのタクシー送迎が無料
すべての宿泊を対象に、嵐山の駅からの人力車による送迎、またはJR京都駅からのタクシーによる送迎サービスを片道1回に限り無料で提供しています。
3営業日前までホテルに連絡すれば無料で利用できる宿泊者限定のサービスです。
無料お迎えサービスのご案内 | 翠嵐 ラグジュアリーコレクションホテル 京都
京都らしい?人力車での送迎にも惹かれましたが、悪天候の予報が出ていたこともあり、タクシー送迎を選択しました。
タクシー送迎サービスを利用する際は、JR京都駅八条口の向いにあるホテル「イビススタイルズ京都ステーション」1階のMKタクシー貴賓室へ行きます。
※緑のホテルマークが目印です。
貴賓室で予約者名を伝えるとすぐにタクシーを手配してくれます。利用者は外国人観光客ばかりでした。
手配されたのは最もグレードの低い(エコノミーと呼んでいました)トヨタ(カローラフィールダー)のタクシーでしたが、車体もピカピカ車内も清潔で快適でした。
外観・日本庭園・チェックイン・ロビー・廊下
JR京都駅からおよそ30分、渋滞もなくホテルに到着しました。「桜や紅葉のシーズンは2時間かかるのでハイシーズンのタクシー移動はおすすめしない」とのこと。
あまり下調べせず訪れたこともあり、スターウッドホテルのイメージからかけ離れた立派な門構えに驚きました。
美しい日本庭園が広がります。当日の天気はあいにくの雨でしたが、雨の庭園も風情があって良いものです。
お出迎え頂いたドアマンの方にフロントまで案内頂きました。品のある木目調のテーブルと紫のソファー、竹でできたオブジェ...和洋折衷の美しいデザイン。
ソファーに掛けてチェックインを行います。やはり座ってチェックインできるのは落ち着きます。
客室に向かう途中の素敵な中庭。10月中旬ですが、少しずつ紅葉が始まっていました。
客室の外扉もホテルの雰囲気に合っています。
客室タイプ(全9種類)
客室は全39室、客室棟の地上1~3階までの3フロアにあります。タイプは次の通り9種類。写真を見る限りいずれの客室も特徴があるので、リピートする際は他タイプの客室にも泊まってみたくなります。
- 翠月 モデレートツイン(40㎡)
- 月の音 スーペリアツイン・キング(39-49㎡)
- 柚葉 温泉露天風呂付デラックスツイン・キング(38-47㎡)←ココに宿泊
- 白菫 温泉露天風呂付プレミアムキング(59㎡)
- 京月琴 プレミアム和室(布団・65㎡)
- 暁露 温泉露天風呂付エグゼクティブスイート(60㎡)
- 渡月 温泉露天風呂付エグゼクティブスイート(60㎡)
- 玉兎 温泉露天風呂付 ガーデンテラススイート(71㎡)
- 翠嵐 温泉露天風呂付 プレジデンシャルコーナースイート(94㎡)
翠嵐ラグジュアリーコレクションホテル京都 お部屋一覧【一休.com】
ほぼすべての客室が40㎡以上の広さがあるため、ゆったりと過ごせます。
客室を選ぶ際に考慮すると良い、このホテル独自のポイントは2つ。
1つ目は、温泉露天風呂の設置有無。翠嵐では一部の客室を除いて室内に温泉露天風呂があります。温泉露天風呂のない客室は次の3タイプ。すべての宿泊者は有料で貸切露天風呂を利用できますが、客室でゆっくりお風呂を楽しみたい人はこれらは避けるべきです。
- 翠月 モデレートツイン(40㎡)
- 月の音 スーペリアツイン・キング(39-49㎡)
- 京月琴 プレミアム和室(布団・65㎡)
2つ目は、6名まで泊まれる京月琴 プレミアム和室。ご家族での旅行など、人数が多くても京月琴なら6名まで1部屋に泊まれます。
客室:温泉露天風呂付き柚葉デラックスキング(48㎡)
アサインされた客室は1階の柚葉(ゆずのは)温泉露天風呂付デラックスキング。ホテルのコンセプト?は「トラディショナル&モダン」。受け継がれた伝統的な日本の美しさと現代の美が融合したインテリア。旅館のようなホテルのような...不思議な空間です。新鮮で素直に素敵だと思いました。
お洒落な湯呑やティーカップ。ウェルカムアメニティとしてクッキーとフルーツを頂きました。リンゴ・マスカット・みかんは新鮮で甘みがあり、美味しく頂けました。
部屋の外には高い柵があり眺望はありませんが、小さな灯篭や岩、砂利などで創られた小さな庭園のおかげで和を楽しめます。
温泉露天風呂はひのき風呂(源泉かけ流しではありません)。お湯は少し「ぬめり」のある感じで、肌がツルツルになるのが実感できました。湯温は宿泊者が調節することはできませんが、チェックイン時に好みの湯温を聞かれるのでその温度に合わせて調節頂けます。
室内にはシンクとトイレ、シャワールームがあります。シャワールームと温泉露天風呂の間に扉があり、ベッドルームを経由せずに直接温泉へアクセスできます。
漆器塗装が施された高級感のアメニティボックスと手鏡。バスアメニティは世界中のセントレジスでもお馴染みのルメードゥ。SEA BREEZEのように爽快感があって泡立ちもよく、好きなブランドのひとつです。
翠嵐オリジナルの「柚子ひのきの香りのする石けん」はフロントでも販売しています(4個2,700円)。
ナイトウェアは浴衣(ワンサイズのみ)。老舗旅館やハイアットリージェンシー箱根のように浴衣を羽織ってレストランでの食事やお庭の散策はNG。この点においてはスターウッドホテルです。
シャンパンディライト&ドリンクサービス@茶寮 八翠
ホテル内のカフェ茶寮八翠(はっすい)では、毎日16時30分~18時30分の2時間、宿泊者全員を対象に無料でシャンパンなどのドリンクを楽しめる「シャンパンディライト」と称したイブニングカクテルサービスを提供しています。
茶寮八翠は宿泊棟とは異なる離れ家にあります。11時~17時の間はカフェとして宿泊客以外も利用でき、アフタヌーンティセットが人気でたくさんの方が注文されていました。
人気はこちらのテラス席。桂川沿いの絶好のロケーションで、春は桜、秋は紅葉を眺めながら過ごすひとときはさぞ格別のことと思います。
シャンパンの銘柄はHENRIOT (アンリオ)。この他にも、白ワイン、赤ワイン、ノンアルコールスパークリングワイン、コーヒー、紅茶など色々なドリンクを好きなだけオーダーできます。併せてナッツやドライフルーツも頂けます。大好きなイチジクのドライフルーツが食べられたのは嬉しかったですね。
17時からは宿泊者だけの空間です。客室数が少ない(全39室)こともあり、大型ホテルのクラブラウンジのような賑やかさはなく、落ち着いた雰囲気の中で食前のひとときを楽しめます。特に、お酒が好きな方にはお得なサービスです。
こちらはSPGメンバー特典として頂いたドリンクチケット。11時~17時の営業時間内に宿泊者1名につきドリンク1杯と交換できます。シャンパンやコーヒー、紅茶といった「シャンパンディライト」のメニューの他には、抹茶ラテなど京都らしい飲み物もあります。
夕食(日本料理)@京 翠嵐
夕食はフロント横のレストラン京 翠嵐で和食を頂きました。
スタッフの方のお話によると、こちらのレストランは著名人の別荘を改装(一部は復元)した歴史ある建物だとか。上の写真の蟻壁に飾られた書は明治時代の内閣総理大臣松方正義の直筆だそうです。(達筆ですね...)
濃い茶色のテーブルと朱色のランチョンマットはコントラストが映えるかっこいい組み合わせ。
料理は全9品の紫翠(しすい)、16,000円(税・サ別)。最も安いコース料理です。
丁寧に作り込まれていて(写真で伝わらないかもしれませんが)見た目にもこだわりを感じました。全体を通して上品な薄味、ボリュームは若干少なく感じました。
貸切温泉露天風呂(プライベートスパ)@洛
客室棟の3階には宿泊客全員が利用できる有料の貸切温泉露天風呂(プライベートスパ)があります。こちらなら、温泉露天風呂のない客室に宿泊した人も温泉を楽しめます。料金は45分3,500円(税・サ別・入湯税1名150円)、事前予約が必要です。
ヒノキ風呂の「洛」と岩風呂の「庵」の2種類があり、客室がひのき風呂だからか岩風呂「庵」の方が人気が高いそうです。当日も「庵」は先約がいらしたためひのきの「洛」を予約しました。人気が反映された結果になりました。
予約時刻の5分前にスタッフの方が客室にお迎えにお越し頂けるので、浴衣に着替えて待機します。タオル生地の草履をもらえます。
客室棟3階まで案内頂きます。こちらが入口。
更衣所とシャワールーム、タオルやアメニティ、冷たいお水もしっかり用意されているので、からだ一つで来れて楽です。
露天風呂は家族4人でゆったり浸かれるくらいの広さがあります。屋根もあるので雨の日も難なく利用できます。湯質は客室の温泉とまったく同じで「ぬめり」のある感じでこちらでもお肌がツルツルになりました。
朝食@京 翠嵐
朝食は(夕食でも利用した)レストラン京 翠嵐へ。7時から10時の間、洋食もしくは和食のオーダー料理を食べられます。
料理は、フレッシュジュース、前菜、チーズ、メインディッシュから好きなものを選びます。メインディッシュは洋食か和食を選ぶスタイルで、その他のメニューは和洋ともに共通です。
フレッシュジュースは人参、トマト、オレンジそれぞれを一口サイズで。新鮮で濃厚。美味しすぎてお代わりしました。
前菜は、ワゴンサービスで好きなものを好きなだけ頂けます。
メインディッシュは和食を選択。ご飯は白米と粥を選べます。夕食と同様に前菜と和食は薄味、ボリュームも少なめ。朝食はモリモリ食べたい私にはボリュームの点では少しもの足りない内容でしたが、嵐山には美味しいお店がたくさんあるので気持ちを昼食へ向けることで解決しました。
ホテル情報
ホテル名:翠嵐ラグジュアリーコレクションホテル京都
ホテルチェーン:スターウッドホテル&リゾート
運営会社:森トラスト・ホテルズ&リゾーツ株式会社
所在地:〒616-8385 京都府京都市右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町12番
最寄り駅・アクセス :
- JR山陰本線嵯峨野線 「嵯峨嵐山駅」 徒歩約15分
- 阪急嵐山線 「嵐山駅」 徒歩約15分
- 京福電鉄 嵐山本線(嵐電) 「嵐山駅」 徒歩約6分